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設立の趣旨と背景
21世紀は脳の世紀であるといわれています。人類の健康と福祉を増進させるためには、人間が人間を知ること、そのためには、人間活動の原点である脳の働きを知ることが必須です。
しかし、研究対象としての脳には、多くの異質な面が混在しているため、広い学問分野からのアプローチが不可欠であり、その解明には長い準備が必要でした。科学技術が発展した現在、さまざまな分野が結集して、総合科学としての脳科学研究が、日本をはじめとして、世界的な規模で推進されるようになっています。
ブレインサイエンス振興財団は、脳に関する研究の振興、普及を行うため本田宗一郎様、塚原眞佐子様のご厚意による寄附金を基金とし、その後多くの企業および個人より多額の援助をいただき、財団法人として1986年(昭和61年)11月に設立されました。さらに平成22年10月1日公益財団法人として新たな発足をし、現在その設立目的に沿って活発な活動を展開しています。
若き脳研究者のサポートシステム
われわれの生命活動、思索・知的活動の根源を支える脳。古くからさまざまな関心が寄せられてきました。脳の研究は、究極的に、人間の人間たる所存を科学的に解明し、人間の幸福と社会の発展に寄与します。複雑であるが故に、長い間厚いベールにおおわれ、謎に満ちた脳を極めるべきときを迎えています。
私どもブレインサイエンス振興財団は21世紀、脳の時代を迎え、脳科学の振興と研究者を支援していきます。
歴代理事長
初代 佐藤 昌康 昭和61(1986)年11月就任 |
第2代 伊藤 正男 平成9(1997)年10月就任 |
第3代 廣川 信隆 平成24(2012)年6月就任 |